花はいいわよ、○○○だから。 #日常

 事業所のバルコニーにあるゼラニウムが見事な花をつけています。3月ぐらいからずっと咲いては枯れてを繰り返しており、数年前は小さかったそれも大きく広がってきています。

花に水をあげると葉が生き生きとするし、きれいな赤色がベランダをきれいに彩ります。

そんなゼラニウムを見ていると、とあるお客様を思い出します。発言はご利用者様本人ではなく、主たる介護者様だったのですが。

その方もアパートの共用部分に四季折々のお花をたくさん育てており、ご利用者様のお宅に行くと必ずお花の話に。長くサービスをご利用されていたので、あの小さかった苗がここまで大きくなるんだなぁとか、訪問するたびに楽しみにしていたことを覚えています。

「花はいいわよ、手をかけたら必ず応えてくれるから」

よく仰っていた言葉です。
本当にその通りで、このゼラニウムもお水をあげれば元気に、土が乾ききってくると萎れてきます。「ああ、こういうことだったんだなぁ」と、この言葉を思い出します。

とまぁいい感じの話題のように聞こえますが、実際はこちらが
「花"は"って…ねぇ…(笑)」
と、私たちには計り知れないご苦労をしてきたこともあるのですが、ご夫婦で昔に色々あった何かが含まれているものですから、違う方向にも会話が盛り上がっておりました。

このゼラニウム、まだまだ蕾をたくさんつけています。さて、お水あげよう。